| ２０１９年１月６日 部分日食（狭山PA） |
新年を迎え、最初の天文イベントの流星群を見た後は、6日の部分日食です。前回に見た日食は2012,5,21の金環日食だったので、久しぶりの天体ショーになります。前夜の時点での天気の予報では、関東南部は微妙な感じ。大丈夫そうな予報を出しているところもあればダメとしているところも。 太陽なので多少雲があってもなんとかなると見て、自宅で望遠鏡を出してゆっくりと撮影するつもりで就寝。 そして明けて当日。カーテンを開けるとドン曇！ とても、雲の隙間から太陽も見えそうに無さそう。 慌てて気象衛星の写真を確認。まだ朝なので可視光では良く分からないので、赤外画像で確認すると、、、あらま、見事に神奈川県は雲の下。 しかし、少し北には晴天域が。前夜の時点でのwindyの雲の予報と酷似しています。SCWを信じた自分がバカだった。。。
 急遽遠征することを妻に言うと一緒に行くとのこと（^^） 折角なので、日食は昼前に終わるのでどこかでランチでも。 圏央道を北上し東京都に入る頃、雲が切れてきて日差しが差し込んできました。 太陽を肉眼で見るためのフィルターを持ってきていたので、助手席から右後方の太陽を見てもらったところ、「欠けてきている！」 はやる気持ちを抑えつつ、狭山PAに到着。時刻は10:05。日食が始まって20分経過していました。 車を停めて、まずはその場で手持ちで撮影。おお、もうこんなに欠けてきていたか。 PA内での撮影場所は決めていたので、機材を持って直行です。  GoogleＭapで確認した通りのなかなかのロケーション。 そして、この晴天。あの厚い雲の下からの脱出成功です。当分はクリアな空で日食を楽しめそうです。 この場所には他に誰もおらず、ベンチまであって最高です。  車からのすぐの場所での機材展開。 最初、薄い上着でしたが気温は7℃。風もあり、すぐに寒くなってきてもう一枚着ることにしましたが、車が近くて助かりました。 メインはこの望遠鏡での撮影。撮影を始めてしばらくしてから、この天気なら風景を絡めた連続撮影も可能そうともう一台も稼働開始しました。 両方ともインターバル撮影させていたので、基本的に放置です。 望遠鏡の方は赤道儀の極軸がスマホのコンパスで合わせただけなので時折構図の修正を行いながら撮影を続けました。  丁度、食の最大を迎えた時刻。気象衛星の可視光画像では撮影地が見事の晴天域の真っ只中！しめしめ。 自宅付近は相変わらず雲が。遠征してきて本当に良かったです。   そのまま、晴天が続くかと思いきや、食の後半戦になってきたら、急に南から雲が広がってきました。 雲に掛かると露出が変わってくるので、その調整で忙しくなります。一時はもうダメかと思いましたが、何とか食の終了の11:40まで撮影を続行できました。  9:15から11:45まで10分おきに撮影したコマを並べました。後半の残念なコマもありますが、いい記録となりました。 もし欠け始めから撮影出来ていたら、前半は完璧だったことでしょう。  日食の後半の雲が多くなったころになりランチの店を探してくれていました。 直近のICを下りてその店に直行。店に着くとその外観にちょっと躊躇。 しかしながら、店内は予想外に良い雰囲気。食事もとても美味しかったです。デザートのチーズケーキ、有名らしくこれまた大満足！ ランチ後はすぐ近くのムーミンのいる公園を散歩してから帰りました。 今回の日食は狙い通りの晴れのエリアに出掛けることで、無事に部分日食を見ることが出来ました。さらに思い掛けず隠れ家的なオシャレな店で食事も出来てラッキーでした。 次の日食は今年の暮れの12/26にあります。関東地方では欠けたまま沈むので、どこか良いロケーションで迎えたいです。 今回の日食の作品はこちら |
