２００１年８月１６日　木星食 　

日本で夜間に見られたのが５７年ぶりとなった木星食です。
細い月がぐんぐん木星に見かけ上近づいてきて木星をあっという間に隠しました。
この日は乗鞍へ通常の天体撮影のために遠征していたので、２時３０分位には直焦点撮影を終え、
カメラをデジカメに付け替えて木星食の様子を捕らえることができました。
潜入 ３時０３分
潜入時の高度がわずか１８度だったため、シーイングが悪くボケボケになってしまいました。
これら一連の写真はわずか１分程度の出来事です。

【機材】ペンタックス１２５ＳＤＰ　ＸＬ７ｍｍ　ニコンＥ９９５にてコリメート撮影




出現
３時５６分
月の暗い縁からの出現です。月の地形の凹凸が分かります。
木星が出てきてから慌てて構図を決めたので、出始めを捕らえることができませんでした。

【機材】ペンタックス１２５ＳＤＰ　ＸＬ７ｍｍ　ニコンＥ９９５にてコリメート撮影


木星食が終わり、月がかなり木星から離れた様子です。
月の暗い部分も良く見えています。これを地球照といいます。

＜ニコンE995の望遠端にて撮影＞




大黒岳の上に揃った月と木星、そして、その下には金星です。 バックの星座はふたご座です。
＜ニコンE995にて撮影＞


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